野田 浩資/A5判/256頁
ドイツ・ヨーロッパの文化と料理の知識、クラシック音楽への造詣が深い著者が、中世ドイツ語圏の音楽家の旅した足跡をたどり、各地の郷土料理などを取り上げ、音楽家ゆかりの料理とエピソードを紹介します。
子供時代、毎日の食生活も満足でなかったベートーヴェン、生まれた時から裕福であったメンデルスゾーン、6歳からイタリアを始めドイツ、フランスなどあちこちを旅し、自分の音楽活動の場所を求めたモーツァルトなど、それぞれの音楽家の人生とともにあった旅と食をつづります。
音楽家の人生を辿る読み物として、ヨーロッパの料理や食材のルーツを探る食の本として、現地の写真も多数挿入し、旅のガイドとしても楽しめる一冊です。
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/cooking/36340/
野田 浩資(ノダ ヒロシ)
1947年東京都品川生まれ。73年、六本木のチェコスロバキア料理の『キャッスルプラハ』に勤務。
その後ドイツへ渡り、シュタイゲンベルガー・ホテル『フランクフルターホフ』『シュタイゲンベルガー・パークホテル』にて修業。
その後、ベルギー、モナコ、スイスと各国を渡り修業。
帰国後、レストランを開業した後、赤坂のOAGハウス・ドイツ文化会館に『OAGクラブレストラン・クライゼル』出店を経て、『ツム・アインホルン』を開店。
日本でもっともドイツの味を感じさせてくれるドイツ料理シェフとして知られている。
著書に『野田シェフのドイツ料理』『ドイツ修道院のハーブ料理』など。
趣味は、クラシック音楽鑑賞。