名作から最新作まで、40年以上のデジタルゲーム制作の歴史を「ゲーム画面」のデザインを軸に紹介します。
エンターテインメントの枠を超え、世界規模で人々の心を動かす表現メディアへと進化を遂げたデジタルゲーム。
その世界を体験する時、わたしたちプレイヤーにとっての入り口となるのがゲーム画面だ。
今号の特集では、デジタルゲームにおけるゲーム画面の変遷を、操作性に関わる表現の変化や描画表現の工夫など、グラフィックデザインおける情報整理の手法や、ユーザーインターフェイス(UI)・ユーザエクスペリエンス(UX)という観点を軸にヴィジュアルに振り返っていく。
70年代以降から最新作に至るまで、さまざまな制約や要件をクリアし誕生した歴代ゲーム作品を、ゲーム開発者でありAI研究者としても活躍する三宅陽一郎の監修のもと、幅広く選定した。
近年では、実世界の位置情報や拡張現実(AR)を取り入れたゲームも登場し、現実世界と精神世界をつなぐ境界のような空間として受容され、今後の可能性に業界内外からの注目が集まっている。
そうしたゲームの未来にも期待しつつ、本特集では、バラエティ豊かなゲーム世界を、誌面を通じ俯瞰的に楽しんでいただきたい。
編集:アイデア編集部
監修:三宅陽一郎
デザイン:LABORATORIES(加藤賢策、守谷めぐみ)
定価(税込)3,300円
発売日:2021年09月10日
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アイデア No.395(2021年10月号) | 株式会社誠文堂新光社 (seibundo-shinkosha.net)